カエルの季節

先週の金曜日のこと。
昼の気温も高かったし、前の夜には結構しっかり雨が降っていたし、そろそろ第一次ピークかな~?と思い、夜の湿地に出かけてきました。

何のピークかと言うと、カエルの産卵です。
カエルの産卵と言うと春から初夏のイメージもありますが、この寒い季節に、わざわざ冬眠を中断して卵を産むカエルがいるのです。

この湿地でもニホンアカガエルと言うカエルが卵を産みに来ます。

150117aka1.jpg
湿地に到着すると、すぐにメスを待ち構えるオスの姿が目に入りました。

150117aka2.jpg
光を当てると水中に潜り込むヤツが結構いますが、それでも30個体ほどのオスを確認することができました。

湿地にやってきたオスは、「キョ」と「ピョ」の中間音のような鳴き声で「キョキョキョキョ」と鳴きます。

そんなオスの鳴き声を聞きながら写真を撮影していると、もう一つ別の鳴き声が聞こえるのに気づきました。
「クヮラルルル」
私にはそんなふうに聞こえる鳴き声です。
間抜けなことに、その時は「は~、ニホンアカガエルってこんな声でも鳴くんだ~」と思ってしまったのですが、その後強くなった雨のため早めに帰宅する途中、「あれ、さっきの鳴き声は・・・?」と思い当りました。
帰ってインターネットで調べてみると、その鳴き声はニホンアカガエルと良く似たヤマアカガエルというカエルのものでした。

これまでこの湿地ではニホンアカガエルしか確認できていなかったので、てっきり産卵に来ているのもニホンアカガエルばかりと思っていたのですが、実はヤマアカガエルも産卵に来ていたようです。

2個体のカエルを撮影した写真。
150117aka3.jpg
手前はニホンアカガエルなのですが、奥にいるのがヤマアカガエルのようです。
すぐに現地で気付けば、もうちょっとちゃんと撮っておいたのにな~。

来年からは両方のカエルの観察です。
真冬の楽しみが増えました。
(ガン)

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2015.01.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | 両生類

カスミ ~その後~

先日紹介したカスミサンショウウオの卵。

おととい近くまで出かけた際に、もう一度見に行ってみました。

すると、さらに2個の卵塊を確認しました。

今度は、ちゃんと2本のバナナのような房がセットになった卵塊でした。

140304kasumi-egg.jpg
そのうちの一つ。
落ち葉の裏に産み付けられた卵塊。
バナナと言うか、何と言うか・・・。
2本のニュルッとした感じの、先がクルッとなった卵が分かりますでしょうか?

こんな感じで、落ち葉や木の枝に産み付けられていたり、そのまま水路の底に産んでいたりする訳です。

今回カスミサンショウウオの卵を確認できた水路は、どこからか水が流れてきている訳ではなく、基本的には雨水と、地面から染み出た水がたまっているような環境で、天気の良い日がしばらく続くと、すぐに水が干上がってしまいそうな所です。
なので卵の観察もかねて、卵を1.5卵塊持ち帰ってきました。
卵から幼生(子ども)への孵化や幼生の成長を観察したのち、現地の水路の状況を見ながら問題なく放流できそうなら、元の水路へ戻す予定です。

水路の卵も、持ち帰った卵も、無事に大きく育ってほしいですね。

140304otama.jpg
ニホンアカガエルの幼生、つまりオタマジャクシ。
こちらは無事に、ぞくぞく孵化しています。

(ガン)

2014.03.04 | | Comments(0) | Trackback(0) | 両生類

カスミサンショウウオ

昨日のこと。

まほろば自然学校へ寄せられた情報をもとに、太宰府市でずっと探していた生き物を確認しに行ってきました。

それがこやつ。
140227k-egg1.jpg

カスミサンショウウオの卵です。
カスミサンショウウオと言うのは両生類の仲間。
里山に生きる代表的な生き物です。
大人の姿はこんなです。

140227kasumi.jpg
上からの写真でちょっと分かりにくいですが、同じ両生類のイモリや、爬虫類でありますがトカゲにも似た格好です。

卵を産むのは森のそばのミゾや水路、溜池、湿地などの水中です。
オタマジャクシのような幼生は、水中で大きくなり、夏頃には陸上へ上陸。
その後は森で、落ち葉の下などにかくれて生活します。

情報をいただいた場所は、これまでも毎年のように探していた場所だったのですが、私の探し方が悪かったのか、もう少し早い時期に探していたので、産卵時期とずれていたのか・・・。
まあ、なんにせよ、普段遊んでいるフィールドに、今もカスミサンショウウオが生きていることが確認できたので良かったです。

水中にある卵の様子はこんな感じ。

140227k-egg2.jpg
本当は2本のバナナのような塊がセットになって1個の卵塊となるのですが、今回確認できたのは、いずれも1本ずつにちぎれたと思われる卵塊が3本。
つまり1.5セット分の卵塊です。
もしかしたら、この写真の卵塊と、最初の写真の右側が1セットかもしれません。

は~、冬から春の楽しみがまた一つ増えました。
(ガン)

2014.02.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | 両生類

オタマジャクシ

1月後半はずいぶんと暖かい日が続きましたが、2月に入って寒い毎日ですね~。

しかし、少しずつですが季節は移り変わっております。

ニホンアカガエルの卵が順調に孵化しています。

140218nihonaka1.jpg
カエルの卵から産まれるのはオタマジャクシ。

140218nihonaka12.jpg
でも実際は、まだオタマジャクシになりきっていないような段階で孵化したりします。

これから続々オタマが出てきますよ~。
(ガン)

2014.02.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | 両生類

アカガエル増加中

昨日の自然学校の活動では、ニホンアカガエルの産卵調査を行いましたが、今シーズンのアカガエルの産卵が順調に進んでいるようです。
140126egg.jpg

数日前に、夜間に産卵の様子を観察しようと森に出かけたときは、水辺にたたずむオスと思われるニホンアカガエルを1個体見かけただけでした。
140126akagaeru1.jpg

これからさらに産卵のために水辺に集まるカエルが増えてくると思うので、また条件が良さそうな夜に出かけてみようと思います。

ちょっと前に見た面白い風景。

140126akagaeru2.jpg
産卵のために水辺に集まったニホンアカガエルのオスは、メスの後ろから抱きつき、ペアを作ります。
その時、近くにやってきた色々なものに条件反射的に抱きつくのでしょう。
この写真では、ウシガエルの背中にニホンアカガエルが抱きついていました。

ちょっと焦りすぎですね~。

アカガエルの産卵、これからますます楽しみです。
(ガン)

2014.01.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | 両生類

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「まほろば自然学校」
太宰府市内で生き物を通した環境教育を推進しています。
設立;2005年8月
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