奄美旅行記 vol.3 マングローブ編

奄美旅行記第3弾。マングローブ編です。

何だか旅行記の間隔があいてしまい間延びしているので、今回と次回で終わりにします。

住用川の河口に広がるマングローブ原生林に行ってきました。
マングローブというと“樹の名前”と思っている人も多いのですが、海水と淡水が混じる「汽水域」に形成される樹林帯のことで、オヒルギやメヒルギなどの樹種で構成されます。
学生時代に干潟の生物を専攻していた私にとって、川の河口に広がるマングローブとその周辺に干出する干潟は、とても興味をそそられるフィールドです。

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住用川河口に広がるマングローブ原生林。
周辺の山々からそのまま樹林が連続している風景は、昨年一度見ているとは言え、新たな感動がありました。


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マングローブとその背後に続く亜熱帯の樹林。
何だか不思議な感じがする風景でした。

マングローブとその周りの干潟には色々な面白い生き物たちがいるのですが、今回はスケジュールの都合上2時間ほどしかいられなかったこともあり、様々な種類の生き物を見ることはできなかったのですが、それでも、本土では会うことのできない生き物たちを堪能してきました。

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オキナワハクセンシオマネキ。
マングローブを代表する生き物で、片方のハサミが大きいのが特徴です。(ハサミが大きいのはオスだけです。)
“ハクセン”とはハサミが白いことに由来しており、ハサミが赤いただの「シオマネキ」と言うカニもいます。
ではなぜ“シオマネキ”なのかと言うと…

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オスがメスに求愛するときに見せる、大きいほうのハサミを振り上げて「おいで、おいで」と呼ぶように動かすダンズがまるで“潮を招いている”ように見えるからです。
このダンスをもっと見たかったのですが、ちょっと時期が早かったのか、踊っているのはほんの2、3個体だけでした。

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正面から見るとこんな感じです。
小さいほうのハサミは、もっぱら干潟の砂から餌をとるために使われます。

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メスはこのように両方のハサミが小さく、とても可愛らしい感じです。
もっと色々なカニを見たかったのですが、このほかには本土でも見られるチゴガニが見られた程度でした。

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こちらはマングローブの樹林の中で見たミナミトビハゼ。
本土で見られるトビハゼの南国版です。
魚のくせに、長い間水中にいると呼吸ができずに溺れてしまうという変わった奴です。

マングローブは鹿児島本土にも小規模なものはあるのですが、基本的に亜熱帯や熱帯の地方に形成される環境であるため、奄美や沖縄にいかなければ大規模なものを体験することはできません。
短時間ではありましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

マングローブでは、本来もっとたくさんの生き物が生息しており、じっくりと回れば更に楽しい出会いが待っていたはずです。
まあ、それは次回のお楽しみということで…。

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2008.05.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | 旅行記

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